ラズベリーリーフティーを産後に飲むメリット、また母乳への効果

ラズベリーリーフティーは「安産のハーブティー」としてアメリカやヨーロッパ各地で古くから飲用されている飲み物です。特に妊娠後期に飲用すると良いと言われているラズベリーハーブティーですが、実は産後も飲用を続けると良いというお話を耳にしました。ラズベリーリーフティーが産後に与える影響や母乳や授乳との関係性をご説明します。

ラズベリーリーフティーは妊娠後期から飲用を始めると良いと言われています。その理由は子宮の筋肉を正常に保つ効果や陣痛の負担を軽くする働きがあるからです。他にも出産時間の短縮や出産時の出血量を抑える効果もあります。
ラズベリーリーフティーを産後に飲用すると、子宮が元の位置に戻るのをサポートしてくれるため、母体の回復が通常より早くなります。また、授乳で育てたいとお考えの方も多くいらっしゃるかと思います。ラズベリーリーフティーには母乳不足を改善させる効能があるので、安心して授乳を行うことが出来ます。

産後のケアが必要な理由

妊娠発覚後４０週という長い月日をかけてすくすくと胎児が成長し、元気な赤ちゃんを出産します。しかし、出産後お母さんの体は出産する前の状態に戻そうと急速な変化が始まります。お母さんが産後前の状態に戻るまでかかる日数は８週間と言われています。その際、一番大きな変化が起こる器官が子宮です。
妊娠中、胎児が子宮に居たことで胃の高さまで膨れ上がっていた子宮は産後恥骨結合部まで小さくなります。しかし、出産翌日になると再びヘソあたりまで上がり、長い日数をかけて元に戻ります。胎児が居なくなった子宮は元の大きさに戻るまでの期間「悪露(おろ)」が出ます。悪露とは、出産時の残り血液や子宮内膜の欠片、卵細胞を包む薄い膜などが産後に排出されることを指します。また、産後はホルモンの変化が激しいので気分が憂鬱になったりすることもあります。ラズベリーリーフティーはハーブティーの１つなので、ふわっと薫る甘酸っぱい香りを嗅ぐことでリラックス効果が得られます。産後の体力回復を促進させる効能があるので、産後は積極的に飲用したい飲み物だと言えます。

授乳期の母乳不足とは？

出産後、お母さんは生まれてきた赤ちゃんに母乳を与えなくてはなりません。産後１週間以内に出る母乳は粘り気のある黄色い液体をしています。このときの母乳を初乳と呼び、通常の母乳と比べて脂肪分や糖質が少ないうえ、赤ちゃんに必要な抗体をたくさん含んでいます。出産後数時間の初乳は抗体の濃度も高いため、出来る限り飲ませたい母乳と言われています。その後、母乳授乳によって赤ちゃんを育てたいというお母さんも多いと思います。しかし、ストレスや水分不足、食事の量などによって正常に母乳が作られず母乳不足になる女性もいらっしゃいます。母乳授乳で子供を育てようとお考えの方は血液を作るための栄養素である鉄分を体内に摂取し、子宮を収縮する効果のあるラズベリーリーフティーで母乳の分泌を促進させ、母乳不足を解消しましょう。

ラズベリーリーフティーは出産前から産後のサポートまでしっかり行ってくれる飲料ですので、出産を控えた女性には積極的に飲用して頂きたい飲料です。しかし、飲み過ぎると健康を害する危険性がありますので、１日に２杯が適量だと言われています。
また、ハーブティーですのでカフェインが含まれていないため、母乳授乳で育てたいお母さんも安心して飲用することが可能です。

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