ハイビスカスティーとは｜ハイビスカスティーの効能

温かみのあるオレンジや情熱的なレッド、可憐なピンクにビタミン色のイエローなど様々な色彩を持つアメリカ・ハワイ州の州花のハイビスカスは観賞用として人気のある園芸植物の1つです。日本でも沖縄県など温暖な土地で生息が確認されており、日本でもポピュラーな植物として認知されています。
そんなハイビスカスを煎じて飲料にした「ハイビスカスティー」は私たち人間の健康と美容を保つ効果があるということで女性を中心に飲用されています。
では、ハイビスカスティーとはいったいどのような飲み物なのでしょうか。

ハイビスカスティーに用いられるハイビスカスの品種

ハイビスカスティーに使用されるハイビスカスは世界三大美女と称される古代エジプトの女王であるクレオパトラも愛した花として有名です。彼女はその美貌を武器に政治家であるカエサルを魅了したと言われています。そして彼女の美を保っていたと言われているのが今回ご紹介するハイビスカスティーです。

ハイビスカスティーに用いられる品種は沖縄県やハワイ州などに生息している観賞用の美しい植物ではなく、ローゼル種と呼ばれるハイビスカスに限られます。
ハイビスカスティーに用いられるローゼルの正式名称は「ハイビスカス・オブタリファ」と言います。日本ではロゼリ草や紅アオイという名前で親しまれているハイビスカスの品種です。
ローゼルは、アフリカ原産の植物で日本でも沖縄県で薬草や香辛料に使用するために栽培されています。花弁はクリーム色または白色をしており、中央部分が赤みを帯びた紫色をしているのが特徴です。花弁が枯れた後、真っ赤な�刮ﾊ(さくか)が実り、熟すと縦に亀裂が入り種子を散布させます。実の外皮の赤いガクを剥いてお茶やジャムなどに加工されます。

古代エジプトの女王であったクレオパトラも飲用していたというハイビスカスティーとは、いったいどのような栄養素が含まれている飲料なのでしょうか？

ハイビスカスティーに含有される栄養素とは？

「魚のハーブ」という異名を持つハイビスカスティーですが、ルビーのような美しい色彩と爽快感のある酸味のハーブティーです。ハイビスカスティーはローズヒップティーとの相性も良く、よくブレンドされて販売されています。
ハイビスカスティーには人為が加わっていない自然のクエン酸やリンゴ酸、ビタミンCなど抗酸化作用のある成分が豊富に含有されており、さらにカリウムなどといったミネラルも含まれているので健康だけではなく美容にも効果的です。他にも眼精疲労に効果的なアントシアニンや生きるために必要不可欠なアミノ酸、さらにはポリフェノールなど健康に良い成分がハイビスカスティーにはたくさん含まれています。

ハイビスカスティーとは、私たち人間の健康や美容をサポートすることが出来る優れた飲料だったのです。1960年・1964年に開催されたオリンピック大会で初の二連覇を達成したエチオピアのマラソン選手アベベ氏は栄養補給飲料としてハイビスカスティーを飲用していたと言います。絶世の美女と称されるクレオパトラや裸足の英雄と称されるアベベ選手など世界で活躍した偉人たちに愛されてきたハイビスカスティーを今年の夏から飲用してみませんか？

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