ローズヒップティー種類別特徴｜ローズヒップティーの効果効能

健康や美容に効果を発揮するローズヒップティーですが、薔薇の種類によってハーブティーやアロマテラピーで使用する精油など様々な製品に加工されて販売されているのはご存知ですか。
主にローズヒップティーの原材料として有名な品種が、ビタミンCが豊富に含まれており、ヨーロッパを中心に自生しているドッグローズや同じくヨーロッパに自生するスウィートブライア(エグランタイン・ローズ)です。スウィートブライアは、葉の部分に芳香成分が含まれているのが特徴の野薔薇です。有名なダマスクローズやセンティフォリアローズは主に香水や精油の材料に、カポセカリローズは古来より薬として用いられてきました。

では、ローズヒップティーの原材料となる実を実らせるドッグローズやスウィートブライアは、どういった種類のローズヒップティーに加工されるのでしょうか。

ローズヒップティーの種類とは？

ローズヒップティーには「ファインカット・シェルカット・パウダー」の３つの種類が存在します。では、それぞれの種類の特徴をご説明したいと思います。

ファインカット

ファインカットとは、シェルカットされたローズヒップに比べて細かく砕かれているため、初めての方でも簡単に作れ、飲みやすい茶葉となっています。別名「スモールカット」や「顆粒タイプ」と呼ばれており、お茶として飲み終えた後に残っているローズヒップを食べることも可能です。果実は柔らかくなっているので、特に手を加えなくても美味しく召し上がることが可能です。また、ファインカットされたローズヒップティーの茶葉に砂糖や蜂蜜を加えて煮詰め、ジャムにしたり、ハンバーグやスープなどの隠し味として利用することも出来ます。小さなお子様のいらっしゃるご家庭では、ローズヒップティーをクッキーやケーキなどに用いて健康的なおやつを手作りしてみてはいかがでしょうか。

シェルカット

シェルカットとは、ローズヒップの実をそのままの状態で用いる、または、軽く潰して乾燥させたものを指します。ファインカットよりも大きいため、ローズヒップティーとして飲用するまでの抽出時間が少々長く、時間をかけてじっくりと抽出されるため、とても美味しいハーブティーが完成します。ファインカット同様、飲用して残った果実は砂糖などを加えてジャムに加工したり、そのまま食べることも可能です。大人の方は、アルコールやお酢などに漬け込んで、ビネガーやお酒へとアレンジすることが多いです。

パウダータイプ

パウダーとは、ローズヒップの実を粉々に粉砕し、粉状に加工したものを指します。乾燥して心地良いさらさらとしているため、コップに適量入れ、お湯を注ぐだけでお手軽にローズヒップティーが作れます。多忙な方やローズヒップの実が苦手な方にお勧めの茶葉です。もちろんお菓子や料理の隠し味として用いることは可能です。ローズヒップに含まれている栄養素を丸ごと摂取することが出来るので、人気があります。

他にも粗くカットされた「ハーフカット」や食べやすい大きさにカットされた「クォーターカット」なども存在します。ローズヒップティーを取り扱っているお店によってカットサイズなどの表記が違う場合がありますので、ファインカット・シェルカット・パウダーの３種類を覚えて、お店の方に尋ねると良いでしょう。

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