モリンガの栽培方法|モリンガ茶の効果効能

スーパーフードとして知られる「モリンガ」は、熱帯・亜熱帯地域や半乾燥地域を中心に世界中で栽培が行われており、なんと私たちが住む日本でも沖縄県や九州地方を中心に積極的に栽培が行われています。

ところで、なぜモリンガがスーパーフードと呼ばれているのかご存知ですか。

モリンガは、作物の育たない痩せた土地であっても、栽培条件さえ揃えば、1年足らずで立派な樹木へと成長します。さらに、モリンガには90種類以上の栄養素と300種を越す薬効を有しているので、飢餓や栄養失調で苦しんでいる人々を救うことができるのです。

そのため、NGO団体は、飢餓や栄養失調で苦しむ人々を救うため、様々な地域でモリンガを植え、苦しむ人々の様態改善を行っています。

そんなモリンガを、是非とも自宅で栽培してみたいという方もいらっしゃるかと思います。

そこで、今回はモリンガの栽培方法についてご紹介します。

モリンガは、悪辣な環境でもスクスクと成長する落葉樹ですが、寒さに弱いため、栽培地の最低気温が15℃から18℃以内でなければ正常に生育しません。

また、乾燥砂質土を好むため、生育条件さえ合えば、海岸地域などの貧しい土地でも育てることは可能です。

では、モリンガを栽培するための条件をまとめてみましたのでご紹介します。

【モリンガの栽培条件】

モリンガの栽培条件についてご紹介しましたが、基本的に温かい地域ならばスクスクと成長しますので、難しく考える必要はないかと思います。

ただし、九州以北にお住いの場合は、家庭菜園用の温室、または、徹底した温度管理が行えるガーデンテラスを用意する必要がありますので、覚えておきましょう。

では、さっそくモリンガの栽培方法をご紹介します。

種まきから発芽

モリンガの種蒔きは3月から8月の温かい時期に行いましょう。

種を撒く際は、1粒撒いたら土を2cmほどかぶせ、水やりは土がいつも湿っている感じになるよう様子を見ながら与えます。
プランターにサランラップを被せ、輪ゴムで留めると発芽しやすくなります。

発芽するまでに1週間から2週間ほど要しますので、太陽の光が良く当たる日当たりの良い温かい部屋に置いて大切に育てましょう。

もし、発芽してからプランターに植えたいという場合は、小さな容器に湿らせた脱脂綿の上にモリンガの種を置き、日当たりの良い室内で発芽するのを待ち、発芽したらプランターへ植えましょう。

水やりと肥料、植え替え

モリンガが発芽したら、プランターからラップを取り外し、1日1回朝に水やりをします。
ただし、土が濡れている場合は水やりをせず、乾いているときのみ与えるようにしましょう。

また、モリンガが小さいうちは肥料を与える必要はありません。

30cmほどに成長したら、大きいサイズの植木鉢に植え替え、新しい土と肥料を与えましょう。
植え替えの際、モリンガの根を傷付けないように土を付けた状態で植え替えるのがオススメです。

剪定

モリンガは生長がとても早い植物ですので、ある程度大きくなったら先端を切り落とし、お好みの高さに調節しましょう。

剪定サイズは身長よりやや高めの2mほどがベストです。

気温・日照時間の注意

モリンガは暑さに強いですが寒さに弱いので、気温が40℃近くゆく夏の季節は元気なのですが、気温が低くなる冬の時期は最低でも5℃以上の環境をキープする必要があります。

ですが、5℃はモリンガが我慢できる最低ラインの温度ですので、出来れば15℃から18℃の温度を保つことが出来る環境で管理しましょう。

また、冬の時期は日照時間が短くなりますので、明るくて温かい室内にモリンガを置き、水を与えるのも控えるようにすると、葉は落ちてしまいますが、健康的に冬を越すことができます。

今回はモリンガの栽培方法についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

より詳しい栽培方法を知りたいという方は、沖縄県や九州地方でモリンガの苗や種を販売しているお店に問い合わせるのがオススメです。

モリンガは悪辣な環境でもスクスク生長するとてもたくましい植物ですので、原産国および栽培地域では深刻な病気の報告は、ほどんとありません。

ですが、毛虫やアブラムシ、シロアリなどの害虫やパパイヤに多大な被害をもたらすうどんこ病「レベイルラ・タウリカ」のホスト役でもあるため、栽培管理を怠らないように気を付けましょう。

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