ジャスミン茶とは｜ジャスミン茶の効果効能

中国茶の中で絶大な人気を誇るジャスミン茶

古代エジプトの時代、絶世の美女として称されるプトレマイオス朝の女王クレオパトラも愛したと言われる異国情緒溢れる奥深い上品な甘い香りを放つジャスミンの花は「花精油界の王」と称されるほど良い香りのする植物です。そんな豊かな芳香を持つジャスミンを用いたジャスミン茶は世界中の女性たちからたいへん人気があり、昔から多くの人々に愛飲されているハーブティーの1つです。
では、女性から絶大な人気を誇るジャスミン茶とは、いったいどのようなお茶なのでしょうか？

ジャスミン茶とは、中国茶の1つなのですが、日本やイギリスなど世界各国で製造されているため国や地域によって「さんぴん茶」や「ジャスミンティー」など様々な名称があります。なぜ、ジャスミン茶にはこのように豊富な呼び名があるのでしょうか？
ジャスミン茶とは、緑茶や紅茶、烏龍茶などの茶葉に優れた芳香性を持つジャスミンの花で香り付けを行ったいわゆるフレーバーティーの1種です。そのため、ジャスミン茶を製造する国や地域によってジャスミン茶の風味や香りがやや違っており、呼び名も若干変わっています。

ジャスミン茶の種類

ジャスミン茶とは、中国語で「茉莉花茶(モーリーホアチャー：まりかちゃ)」や「香片茶(シャンピェンチャー：こうへんちゃ)」と呼ばれ、古くから愛飲されています。
中国茶には六大茶と呼ばれる青茶・緑茶・黒茶・紅茶・黄茶・白茶の他に花茶と呼ばれるジャンルが存在します。花茶とは、植物の花弁や蕾を乾燥させたものや茶葉に花の香りを付加させたフレーバー茶葉、花弁をブレンドした茶葉を指し、元は品質の悪い茶葉をごまかすために誕生したジャンルです。しかし、現在では高級感のある上品な香りが楽しめる中国茶として世界中の人々から人気を集め、中国を代表するお茶として成長しました。

ジャスミン茶に使用される茶葉は主に緑茶が多く、次いで青茶、紅茶となっています。台湾では包種茶を基に使用しており、紅茶を愛するヨーロッパ地方では祁門茶(キーマン)やダージリンを使用しています。

日本では沖縄県を中心に「さんぴん茶」という名称でジャスミン茶が飲用されており、琉球王朝の時代に中国から伝わった香片茶が訛ってさんぴん茶とよばれるようになったと言われています。さんぴん茶は緑茶ベースのジャスミン茶ですので、気品あるジャスミンの香りが漂う飲みやすいお茶だったのでしょう。現在でも沖縄県では緑茶よりもさんぴん茶を飲む方の割合が多く、スーパーやコンビニなどで気軽に購入出来る飲料となっています。

初めてジャスミン茶を飲用する方にお勧めのジャスミンティーをご紹介！

ジャスミン茶には脂肪燃焼作用のあるカテキンや美容効果を持つビタミン・ミネラル類が含有されています。そのため、体系を気にする男性や女性、かつての美貌を取り戻したい方にお勧めの中国茶です。ですが、香り豊かなジャスミンの香りに抵抗を感じる方も少なくありません。そこで、初めての方でも安心して飲用することが出来るジャスミン茶をご紹介します。まず1つめは沖縄県の「さんぴん茶」です。ジャスミン茶の香りを抑えて飲みやすくしているため日本人には飲みやすいジャスミン茶としてとても人気があります。2つめは伊藤園の「Relax ジャスミンティー」です。さんぴん茶同様、ジャスミンの香りを抑えており、爽快感のあるさっぱりとした風味は夏にオススメの1本です。カフェインの含有量の記載があるのも人気の秘訣です。3つめはサントリーの「ザ・ヨーロピアンジャスミンティー」です。サントリーのジャスミン茶に使用されている茶葉は最高級の銀毫(ぎんごう)を用いており、華やかな香りが漂うジャスミンティーとなっています。

いかがでしたか？中国で飲用されている本場のジャスミン茶とは、中国茶の花茶に分類される健康茶であり、優雅な香りが漂う上品な味わいの飲料です。ジャスミン独特の香りに慣れるまでは大手飲料会社から販売されている香り控えめのジャスミン茶から飲み始めると良いでしょう。ジャスミン茶を飲んで、健康で美しい身体を手に入れましょう！

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