ジャスミン茶妊娠中の妊婦、授乳中の安全性｜ジャスミン茶の効果効能

ジャスミン茶には抗ガン作用や血圧の上昇を抑制させる効果、虫歯に抗ウイルス作用を持つカテキンや高い抗酸化効果を持つビタミンC、ベンゼルアセテートと呼ばれるジャスミンの香り成分が含有されており、右脳へ刺激を与え自律神経の緊張を解き解し、ストレスの緩和や集中力の向上などを促す働きがあります。

また、ホルモンバランスを整える作用もあるため、月経前症候群や月経痛などといった女性特有の悩みを解決することができ、さらに2人に1人がかかると言われているマタニティブルーを解消することが可能です。そのため、多くの女性たちから高い支持を集めており、今やジャスミン茶を知らないという方の方が少なくなってきています。

しかし、優れた効果・効能を持つ健康茶だからこそ妊娠中や授乳中の女性、特に妊婦への影響が気になります。そこで妊娠中・授乳中の女性や妊婦が飲用しても安全なのかどうかをご紹介させて頂きます。

ジャスミン茶が妊娠中の女性及び妊婦へ与える影響とは？

ジャスミン茶は六大茶と呼ばれる緑茶・白茶・紅茶・黒茶・青茶・黄茶にジャスミンの香りを付加させて製造される花茶と呼ばれるフレーバーティーです。そのため、使用される茶葉によってカフェインの含有量が変化するお茶でもあります。

カフェインを妊娠中の女性である妊婦が摂取してしまうと、母体の子宮内壁と胎児の間に存在する胎盤を通じて成長するのに必要な栄養成分と共にカフェインも運ばれてしまいます。胎盤を通じて胎児の体内に運ばれたカフェインは大人同様興奮剤の役割を果たします。そのため、母体から栄養成分をたっぷり吸収しながらゆったりと成長しなければならないにも関わらず、カフェインの興奮作用によって胎児の成長速度が急速になり、正常に成長することが出来ず、早産もしくは低出生体重児として誕生する危険性が高まります。

さらに、ジャスミン茶などに含有されるカフェインを大量に摂取してしまうと、妊娠初期の方は流産の危険性が高まるため、15週を越えるまでは飲用を控えた方が良いでしょう。

授乳中の女性の場合はジャスミン茶を飲用しても安全なのか

胎盤を通じてカフェインが胎児へ吸収され、早産や低出生体重児のリスクを軽減させるため妊娠中である妊婦のジャスミン茶飲用を控えた方が良いとご説明しましたが、では出産後の女性や授乳中の女性ならばジャスミン茶の飲用は安全なのでしょうか？

答えは「NO」です。カフェインが胎児へ与える影響は先ほどご説明しましたが、なぜ授乳中の女性がジャスミン茶を控えなければならないのかをこれからご説明させて頂きます。

授乳中の女性がジャスミン茶の飲用を控えなければならないその理由はカフェインにあります。女性ならばご存知かと思いますが、乳児の食事である母乳は母親の血液から作られています。そのため、カフェインが含有されたジャスミン茶を飲用してしまうと、およそ60分後には血液内にカフェインが現れます。すると、血液から作られる母乳内にカフェインが含有されてしまい、母乳を通じて乳児の体内へカフェインが渡ってしまいます。すると、カフェインを分解する能力が未熟な乳児の体内ではカフェインがどんどん蓄積され、大人同様不眠や興奮、イライラなどといった症状が現れてしまうので、乳児の成長を妨げてしまう危険性があります。

しかし、ジャスミン茶には産後のマタニティブルーを解消させる効果があるので、1日に飲用しても良いと言われる適量を守ることでジャスミン茶の優れた効果・効能を得ることが可能です。では、ジャスミン茶の適量とはどのくらいなのでしょうか？

妊娠中である妊婦及び授乳中の女性が1日に飲用出来るジャスミン茶の量とは？

妊娠中の妊婦及び授乳中の女性が飲用しても良いと言われるジャスミン茶の適量はコーヒーならば2杯から3杯、緑茶ならば品種にもよりますが最大で4杯まで飲用することが出来ます。ですが、中にはでカフェインが含有されていないジャスミン茶も販売されていますので、カフェインが気になる方はそちらを購入してみてはいかがでしょうか。

ジャスミン茶にはカフェインが含有されています。しかし、ジャスミン茶には妊娠中や授乳中の女性に必要な葉酸をはじめ豊富なビタミン類やミネラル類が含有されています。さらにジャスミン茶には子宮収縮効果があるため出産を促進させる働きがあり、産後の子宮回復を補助する効能があります。妊婦及び産後のマタニティブルーで悩みを抱えている方は産婦人科または助産師へジャスミン茶の飲用について相談し、適切な方法で摂取すると良いでしょう。是非、ストレスフリーで快適なマタニティライフをお送りください。

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