ジャスミン茶の副作用デメリット｜ジャスミン茶の効果効能

ジャスミン茶は異国情緒溢れる魅惑的で爽やかな香りを持つ花茶と呼ばれる中国茶の1つです。

古来よりジャスミンの原産国であるインドやアラビア半島などの亜熱帯地域や熱帯地域であるアフリカ大陸では儀式に用いられており、世界三大美女の1人である古代エジプトの女王クレオパトラもジャスミンの香りに魅入られた1人です。

多くの人々を魅了する面妖なジャスミンの花を六大茶と呼ばれる緑茶や紅茶、白茶などに着香させたのもがジャスミン茶なのです。ジャスミン茶は風水学では恋愛運をアップさせる効果があると言われており、医学界では抗ガン・ウイルス作用やリラクゼーション効果、乱れた女性ホルモンバランスを整える作用さらには男性の不妊改善、さらには統合失調症や自律神経失調症を改善させる働きもあります。

しかし、優秀な食品や飲料は多くの場合、副作用ないしデメリットが存在するものです。そこで優れた効果・効能を持つジャスミン茶には副作用もしくはデメリットは存在するかどうかを解説させて頂きたいと思います。

ジャスミン茶とはジャスミンの蕾を茶葉へ着香させたフレーバーティーです。そのため、使用される着香される茶葉の種類によってジャスミン茶のカフェイン含有量が変化します。そのため、過度にジャスミン茶を摂取してしまうとカフェイン中毒に陥るなどの健康を害する危険性があります。

例えば、ジャスミン茶で最もポピュラーな緑茶ベースのジャスミン茶を飲用した場合、緑茶150mlあたりカフェインが30mg含有されているため、緑茶を素に製造されたジャスミン茶のカフェイン量は100mlあたり20mg摂取されることになります。

カフェインは大脳や脳幹、小脳と脊髄から成り立つ中枢神経を刺激し、興奮させる効果があります。そのため、覚醒作用や血管を拡張させる効果、胃酸分泌を促す作用などが得られます。しかし、過剰に摂取してしまうと急性カフェイン中毒に陥り、心拍数が増え、不整脈や動悸を引き起こしたり、胃痛や嘔吐、過呼吸といった症状が現れます。酷くなると精神が錯乱し、幻覚や幻聴などといった症状が現れる場合があります。

こういった副作用やデメリットを回避するためにもジャスミン茶を飲用する際は使用されている茶葉を確認し、1日の摂取量を守る必要があります。

ジャスミン茶で副作用やデメリットを引き起こさないためには？

ジャスミン茶で副作用やデメリットを引き起こさないためには1日に摂取しても良いカフェインの量を守ることです。体重別に1日に摂取しても良いカフェイン量が決められているので、そちらを目安に1日の摂取量を決めると良いでしょう。

例えば、体重50kgの方がカフェインを摂取した際に1時間以内に急性症状が現れる量は0.33g、3時間以内に急性症状が発症する量は0.85g、24時間以内に慢性中毒の症状が現れるのが5.00g、24時間以内に慢性中毒症状が発病する量は12.50g、集中摂取で致死量に達する量は10.00gとなっています。

緑茶を素に製造されたジャスミン茶には100mlあたり20mgのカフェインが含有されているので、過度に飲用し過ぎなければ問題ありません。しかし、朝にジャスミン茶を飲用し、午後にコーヒーやココアなどを摂取してしまうといつの間に1日に摂取しても良いと定められているカフェイン量を超えている可能性もあります。

また、風邪薬や鎮痛剤などにもカフェインが含まれています。1日のカフェイン量を計算して飲用するのも大変ですが、いつの間にかカフェイン中毒になっていたなんてことにならないようにご注意ください。

ジャスミン茶にはカフェインの他に抗ガン作用や抗酸化作用を持つ優秀なタンニンという成分が含まれているのですが、食事の後すぐにタンニンの含まれる飲料を飲用してしまうと食事によって摂取された鉄分の吸収を妨害するため、めまいや貧血などといった症状が現れる可能性があります。ジャスミン茶を飲用する際は食事を済ませた1時間以降に飲用すると良いでしょう。

また、ジャスミン茶には利尿作用があるため過度に飲用してしまうと生きるために必要な水分まで体外へ排出してしまい、酷い場合は脱水症状を引き起こす可能性があります。
カフェインやタンニンを効率良く摂取することでジャスミン茶が持つ優れた効果・効能を最大限引き出し、健康で美しいボディを手に入れましょう！

スポンサーリンク