マテ茶の種類｜グリーンマテ茶

マテ茶は、パラグアイやアルゼンチン、ブラジルなど南米で古くから親しまれ、愛飲されている健康茶です。そして、フランスのパリにあるパストゥール研究所も「マテと同じ栄養成分を持つ植物は世界中の国や地域を探しても見つけることは難しいだろう」というほど美容と健康に効果のある、今最も注目を浴びているお茶の１つです。
そんなマテ茶ですが、パラグアイ、アルゼンチンなどで飲まれているマテ茶とブラジルなどで飲まれているマテ茶には違いがあります。

マテ茶には大きく分けて２種類存在します。パラグアイやアルゼンチンなどを中心に飲まれているマテ茶を「グリーン・マテ茶」と言い、主にブラジルなどで飲まれているマテ茶を「ロースト・マテ茶」と言います。

この２種類のマテ茶は、どのような違いがあるのでしょうか？

グリーン・マテ茶

パラグアイやアルゼンチンなどを中心に飲まれている「グリーン・マテ茶」とは、マテの樹から収穫された葉を２４時間以内にサペカード(目開き)します。サペカードとは、葉に直火を当てて表面に亀裂を引き起こさせ、葉に含まれる水分のおよそ２０％を脱水させることです。およそ２０％の水分が葉から脱水されたら、１日ほど乾燥させ、さらに水分量を５％ほどにまで落とします。それを、１cm角になるように粉々に粉砕していきます。そして、およそ１年かけて熟成させていきます。１年後、熟成した葉をもっと細かく粉砕し、異物が混入していないか検査した後、使用目的に応じて品質・味・産地・大きさを選別し、ブレンドされ市場へ出回ります。

ブラジルをはじめ、多くの国々で飲まれている「ロースト・マテ茶」は、グリーン・マテ茶に火熱を加えて煎ったものです。焙煎させることによってグリーン・マテ茶よりも栄養素が減少してしまいますが、こちらの方が飲みやすく、香ばしさが感じられます。

グリーン・マテ茶は、日本茶のように緑色のお茶ですが、ロースト・マテ茶は麦茶のような褐色のお茶です。飲みやすさは、グリーン・の方が若干繊維質を感じるため、初めてマテ茶を飲む方には向いていないと言われています。しかし、日本茶が好きな方は、グリーンの渋みなどが日本茶にとても近いと言われていますので、お気に召す可能性があります。

ロースト・マテ茶

ロースト・マテ茶は、皆さんご存知のコカ・コーラーから販売されている「太陽のマテ茶」などの飲料商品として販売されていることが多く、焙煎しているため、グリーン・マテ茶のような青臭さが感じられません。なので、初めてマテ茶を飲まれる方は、ローストがオススメです。しかし、マテ茶に含まれている豊富な栄養成分の含有量で比較すると、ローストタイプの方がグリーンタイプに劣るため、これから健康維持と美容目的で継続して飲む予定のある方は、少し癖はありますが、グリーン・マテ茶を飲むことをオススメします。

マテ茶には２つの種類が存在し、どちらにも一長一短あるので、一度グリーン・マテ茶を飲んでみて、飲みずらいと感じたらロースト・マテ茶へ変更する方がよいでしょう。

是非、自身に合ったマテ茶を見つけてください。

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