マテ茶と記憶障害｜マテ茶の効能

日本では高齢化社会が進み、認知症や記憶障害などで悩んでいるご家族や高齢者の方々も大勢いらっしゃると思います。記憶障害とは、自身が体験や経験した事柄の記憶が抜け落ちてしまう障害のことを指します。通常の物忘れとは全く違い、記憶障害には自覚がなく、最近の事柄から徐々に忘れていくという特徴があり、日常生活にも支障を来たすと言われています。

記憶障害は大きく５つに分けられます。

何度も同じことを尋ねてしまったり、今日の日付を思い出すことが出来ないなど新しい事柄をすぐに忘れてしまう短期記憶障害や自分が通っていた学校の名前や子供の名前など過去に自身が体験や経験をした記憶が抜け落ちてしまう長期記憶障害。自身が経験や体験を行っているにも関わらず、その体験した事柄だけが記憶から抜け落ちてしまうエピソード記憶障害、洗濯物の干し方や料理の仕方などを忘れてしまう手続き記憶障害、「あれ」「それ」などなかなか言葉が出てこない意味記憶障害です。

マテ茶には、古来から認知する能力を改善させる効果があると信じられてきました。この効果を裏付けるために、近年マウスを用いた実験が行われ、確証を得たと言います。その実験とは、難病として知られる「パーキンソン病」の予防効果や神経系統の病に対しての有効性です。これらの病は、マテ茶の持つ高い抗酸化物質が作用し、効果を発しているのではないかと考察されています。

パーキンソン病とは、難病の１種です。主に震えや動作緩慢、小刻み歩行などが症状とされる病です。日本では、１０万人に１００〜１５０人がパーキンソン病にかかっていると言われています。パーキンソン病を発症する年齢は、５０代の後半から６０代だと言われており、高齢者が掛かりやすい病として知られています。稀に２０代という若い世代でも発症する難病です。

アメリカのボクサー、モハメド・アリや有名な小説家の江戸川乱歩、カナダの俳優、マイケル・J・フォックスなど多くの著名人の方々もパーキンソン病を患っています。

また、マウスにマテ茶を投与したところ、短期および長期の記憶能力や学習能力の改善が見受けられたという実験結果があります。これは、パーキンソン病での実験結果同様、アデノシン受容体拮抗作用によるものではないかと言われており、マテ茶にはパーキンソン病の予防の他に認知症予防や記憶力を改善する効果があるのではないかと現在も研究が進められています。

これから日本では少子化が進み、高齢者社会がますます加速していくと言われています。そして、認知症を発症する高齢者も年々増加傾向にあると言います。
マテ茶には、認知症やパーキンソン病などの病に効果が期待されている飲料です。これから先、もっとマテ茶の研究が進み、これらの病が改善されるような未来があれば、楽しい老後の人生が送れるかもしれませんね。

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