マテ茶と癌｜マテ茶の効能

毎年多くの人々が癌で亡くなっていることは皆さんもご存知かと思います。癌の死亡者数は年々増加傾向にあると言われています。

私たちの体はおよそ６０兆個の細胞から成り立っており、毎日新しい細胞へと生まれ変わり、古くなった細胞と入れ替わります。新しい細胞を作り出すため、細胞は分裂し古い細胞と入れ替わるのですが、細胞分裂というのは、分裂する前の細胞の情報などをそのままコピーしているに過ぎず、この細胞分裂の際に失敗してしまうと癌細胞が誕生してしまいます。しかし、癌細胞が誕生したからと言ってすぐに癌が発病するわけではありません。
細胞分裂に失敗し癌細胞が誕生してしまっても、人間の体の中には免疫機能が備わっていますし、細胞自体が自然と消滅していくので、過度に心配する必要はありません。
しかし、様々な要因によって誕生してしまった癌細胞が淘汰されずに体内に残ってしまった場合、無限に増え続けてしまい、癌を発病させてしまいます。

「マテ茶を飲むと癌になる」この言葉を聞いたことはありませんか？
マテ茶とは、飲むサラダと称されるほどの豊富なミネラルとビタミンを含んでおり、健康と美容に効果がある健康茶として有名です。そんなマテ茶に発がん性があるという噂が流れています。

マテ茶を飲むと、咽頭癌や食道癌、肺癌などになりやすいという研究結果が報告されており、様々な国や地域で注意を呼び掛けています。ニューヨークのメモリアル・スローン・ケタリング癌センターでは、マ研究結果をまとめ、毎日１リットル以上のマテ茶を飲んだ場合、癌を発症する危険が顕著であると発表しています。
また、歴史的にも長く愛飲している南米では口腔癌を患っている方が増加傾向にあることが確認されています。しかし、これらはマテ茶の飲み方や淹れた温度に問題があることが分かったのです。

南米では、マテ茶を飲む際に伝統的なボンビラと呼ばれる茶器と金属製のストローを使用するのが一般的となっています。この茶器とストローを用いて飲用することによって口腔癌や食道癌などが発症していることが分かったのです。
高温の飲料をストローで摂取すると、咽頭・食道部分に炎症が起こります。高温の飲み物で炎症を起こしてしまった部分から癌細胞が誕生し、癌の発症につながるのです。
また、ボンビラを使用してマテ茶を飲むと前立腺癌になる可能性があるという研究結果が報告されていますが、ティーバックタイプのマテ茶を用いた飲み方では、因果関係が認められていません。さらに、口腔・食道癌でも十分冷まして飲用する分には危険性はないと言われています。しかし、これはマテ茶だけに限ったことではなく、コーヒーや紅茶、日本茶などの飲料も高温のまま飲むと癌になる可能性はあります。

マテ茶を毎日大量に飲用せず、高温で飲まない限りは、とても体に良い飲み物ですので、何事も適度が大切ということです。

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