烏龍茶とは｜烏龍茶の効果効能

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烏龍茶とは、独特の苦みと香ばしい香りを持つ後を引かないさっぱりとした飲み口のお茶です。烏龍茶は元々中国で飲まれていた飲料の1つであり、烏龍茶という名称ではなく「青茶(チャンチャア)」と呼ばれ、古来より愛飲されています。

 

では、烏龍茶とはいったいどのような製法で製造されており、どのようなお茶なのかをご紹介します。

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烏龍茶が青茶と呼ばれる所以とは？

 

烏龍茶とは、中国六大茶の1つに数えられる「青茶(チャンチャア)」という種類に属するお茶です。正確に言いますと、緑茶や紅茶と呼ばれる飲料と同様のカメリアシネンシスというツバキ科の茶樹から葉を摘んで製造されており、烏龍茶特有の茶樹というのは存在しません。烏龍茶とは、緑茶や紅茶と同じ茶樹から摘まれた茶葉がどのような製法で加工されるのかによって名称が変化するのです。

 

烏龍茶が属する青茶は半発酵と呼ばれる製法で製造されています。主に中国南東郡に位置する福建省や南部に位置する広東省、そして台湾で生産されており、これら3つの地域は青茶の三大生産地と言われています。中でも特に人気を集めているのが、福建省の青茶です。福建省の青茶は品質が良く、生産量も多いため、烏龍銘茶と呼ばれ多くの人々から親しまれています。

 

半発酵で製造されるお茶は青茶だけではなく、六大茶と呼ばれる白茶や黄茶も同様の製法で製造されます。しかし、白茶と黄茶はやや特別な製法で製造されるため、青茶に属する烏龍茶とは全く異なるお茶となります。

 

青茶の製法は、半後発酵という方法を用いて製造されており、摘み取られた茶葉に含まれる水分を蒸発させるために重ならないよう、丁寧に広げてゆきます。そして、茶葉を揺すってかき混ぜ、茶葉の酸化を早めます。次に茶葉の酸化酵素の働きを停止させるために加熱します。適度に熱を加えた茶葉を取り出し、揉捻機もしくは手作業で丁寧に揉み込んで形を整えてゆきます。この作業によって茶葉の風味が決まります。最後に茶葉を竹篭へ入れ、乾燥させたら青茶の完成です。

 

青茶という名称は、茶葉を加熱する際、途中で発酵を止めることで茶葉が暗い緑色をしており、中国ではその色彩を青と表現するので「青茶」と呼ばれるようになりました。

 

 

烏龍茶という名前の由来とは？

 

烏龍茶とは半発酵製法で製造される青茶の1つです。青茶には烏龍の他に鉄観音や水仙、色種、黄金桂などといった種類があります。その中でも日本人に馴染み深い烏龍茶は、茶葉のかたちが龍を彷彿とさせる曲線と黒々とした褐色をしていたことから烏龍茶と命名されたと言われています。また、烏龍茶の「龍」は皇帝を表現する言葉であり、烏龍茶の優れた品質と高貴さを窺うことが出来ます。

 

烏龍茶とは、緑茶、紅茶は皆同じ茶葉から作られているにも関わらず、製法1つでここまで風味や香りが異なるというのは驚きです。また、烏龍茶には豊富な種類がありますので、それぞれの茶葉に関する特徴などをご紹介してきます。

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