緑茶の効果効能

食べる緑茶の効果効能

食べる緑茶の効果効能

今まで緑茶といえば「飲む」のが一般的ですが、近年では「食べる」のが主流となりつつあります。

 

緑茶に含まれる栄養素には水溶性のものと脂溶性のものがあり、脂溶性の栄養成分はお湯を注いでも茶葉から抽出することが出来ず、茶葉に残ったままになってしまいます。
そのため、緑茶の栄養素を最大限摂取することが出来ません。

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食べる緑茶の効果や効能とは?

緑茶の主な成分は、カテキン・カフェイン・テアニンですが、他にもビタミンEやビタミンC、ビタミンAといったビタミン類やカリウム、カルシウム、そしてリンなどのミネラル類も豊富に含有されています。

 

特にビタミンCは、ほうれん草のおよそ4倍、ビタミンEはおよそ20倍もの量が含有されており、さらにビタミンA(βカロテン)はニンジンのおよそ10倍も含まれています。
また、緑茶に含有されているこれらのビタミン類は、熱によって破壊されにくい性質を持っています。

 

また、緑茶といえば、やはり忘れてはいけないのが、食物繊維と葉緑素のクロロフィルです。
あまり聞きなれないクロロフィルという成分は、「天然の緑色色素」や「緑の血液」などという異名を持っており、主に太陽から降り注ぐ光エネルギーを吸収し、二酸化炭素と水分を用いて有機化合物を生成します。

 

クロロフィルは人間の体内に摂取されると血液を構成しているヘモグロビンを生成し、貧血や動脈硬化などを予防及び改善することが出来ます。他にも人体に有害なダイオキシンやカドミウムなどを体外へ排出したり、ガン予防やシミ・そばかすといった美容面にも絶大な効果を発揮します。

 

皮膚や粘膜の細胞を常に健やかな状態に保つ作用を有するビタミンAや「若返りのビタミン」と言われ、細胞の老化や予防し、血液循環を改善する効果を持つビタミンEといった成分も含まれています。

 

しかし、ビタミンAやビタミンEは、緑茶の茶葉に含有されています。また、脂溶性のため、熱湯を注いでも溶け出すことはありません。そのため、ビタミンAの効果や効能を得るためには緑茶の茶葉を食べる必要があります。

 

緑茶に含有されている脂溶性の栄養成分は、ビタミンAやビタミンEの他に、食物繊維や各種ミネラル類、クロロフィル、そして一部の茶カテキンが挙げられます。
一方緑茶に含まれている水溶性の栄養成分は、カフェインや一部の茶カテキン、ビタミンC、テアニンなどのアミノ酸、そして糖質です。

 

碾茶を石臼で挽いた抹茶は茶葉の栄養をそのまま体内に摂取することが出来る珍しい緑茶として、海外からも人気が高く、日本国内でもスイーツや料理として用いられることも多いですが、煎茶や玉露などといった緑茶はあまり料理などに使用されません。

 

そこで、今回は緑茶の茶葉を用いた料理をご紹介したいと思います。

 

 

 

栄養満点♪緑茶の茶葉をたっぷり使用した料理レシピを大公開!

 

では、緑茶の茶葉を使用した絶品料理をご紹介します。

 

グリーンティーのライスケーキ(緑茶餅)

 

緑茶の香りが漂う爽やかな和菓子「グリーンティーのライスケーキ」の作り方をご紹介します。

 

【材料】

・糯米(もちごめ) :お好み
・粉末タイプの緑茶 :お好み


【作り方】

@ 蒸した糯米を用意します。
A 餅つき機に@を入れ、搗きはじめる前に粉末タイプの緑茶を入れます。
B スイッチを押して、搗き上がるのを待ちます。
C 搗きあがったお餅を食べやすいサイズに丸めて完成です。


お餅を丸めている最中にあんこやチョコレートなどを入れて味わうのもオススメですよ♪

 

香ばしいほうじ茶の香りが漂うパン

 

深蒸しほうじ茶を用いた香ばしい香りが漂う「絶品パン」の作り方をご紹介します。

 

【材料】

・薄力粉 :180g
・ベーキングパウダー :小さじ1杯
・無塩バター :110g
・砂糖 :90g
・ほうじ茶 :10gから15g
・こしあん :100g
・生クリーム :大さじ2杯
・鶏卵 :2つ
・粉砂糖 :お好み


【作り方】

@ 生クリームは常温に戻しておきます。
A ほうじ茶をポリ袋に入れ、麺棒などで粉々に粉砕します。
B ホームベーカリーの型に薄力粉を入れ、中央に窪みを作ります。
C Bで作ったくぼみに粉砂糖以外の材料を全て加え、ホームベーカリーの蓋を閉めます。
D スイッチを入れてパンが完成するのを待ちます。
E 焼き上がったら、ホームベーカリーからパンを取り出し、冷まします。
F しっかり冷めたのを確認したら、粉砂糖を振りかけて完成です。


ほうじ茶の香気が漂うため食欲が促進される1品です。

 

緑茶バーグ

 

子供の大好物「ハンバーグ」に緑茶を加えた「緑茶バーグ」の作り方をご紹介します。

 

【材料(4人前)】

・合挽き肉 :400g
・玉ねぎ :1/2個
・バター :小さじ2杯
・パン粉 :1カップ強
・牛乳 :1/2カップ
・鶏卵 :1つ
・サラダ油 :大さじ2杯
・生シイタケ :8つ
・木綿豆腐 :1/2丁(水切りした方がオススメ)
・緑茶の茶殻 :お好み
・大根 :お好み
・ポン酢 :お好み


【作り方】

@ 玉ねぎをみじん切りにし、耐熱容器に入れたら、上にバターを乗せてラップをせずにレンジで1分間加熱します。
A パン粉を牛乳に浸しておきます。
B 生シイタケの軸を取り除き、みじん切りにします。
C ボウルに合挽き肉に溶いた鶏卵と@の玉ねぎ、Aの牛乳で湿らせたパン粉、みじん切りの生シイタケ、木綿豆腐、緑茶の茶殻を加え、粘りが出るまでしっかり混ぜ合わせます。
D Cで作ったタネを4等分にしたら、両手でキャッチボールをしながら中の空気を抜きます。
E 楕円形に形を整えたら、フライパンを温め、サラダ油を敷き、強めの中火で焼きます。
F 焼き色が付いたらフライ返しで裏返し、弱火にして蓋をします。
G 3分から4分ほど蒸し焼きにしたら、蓋を取り、中火に戻して焼いてゆきます。
H こんがりと焼き色が付いたら、火を止めて皿に盛り付け、すりおろして水気を切った大根とポン酢をかけて完成です。


いつもよりも食物繊維やビタミン類などがたっぷり含まれた栄養満点なハンバーグの完成です♪

 

緑茶ペペロンチーノ

 

緑茶の香りとニンニクの香りが食欲をそそる夏にオススメのスタミナ料理です。

 

【材料(4人前)】

・スパゲッティー :400g(4束)
・赤唐辛子 :4本
・ニンニク :4欠片
・緑茶の茶葉 :お好み(お勧めの茶葉は芽茶です。)
・オリーブオイル :大さじ4杯
・粗挽き胡椒 :お好み
・食塩 :30g
・水 :4リットル
・パセリ :お好み


【作り方】

@ 赤唐辛子の種子を取り除き、細かく刻みます。
A ニンニクを薄くスライスします。
B フライパンにオリーブオイルとニンニクを入れ、火を着けます。
C ニンニクがこんがりと色付いたら細かく刻んだ赤唐辛子を加えます。
D 4リットルのお湯を沸かし、スパゲッティーを茹でます。※茹で汁は少し残しておくのを忘れずに!
E ニンニクと赤唐辛子を炒めたフライパンを再び火にかけ、茹でたスパゲッティーを加えて、ニンニクと赤唐辛子と絡ませてゆきます。※塩気が足りないと感じたら茹で汁を加えて調節してください。また、スパゲッティーがパサパサしないように水分調節として用いることも可能です。
F 器に盛り付け、上からパセリと共に緑茶の茶殻を振りかけたら完成です。


和と洋が融合した絶品料理です。食欲の湧かない夏場にオススメです。

 

緑茶のチヂミ

 

美容に効果的な緑茶の茶殻を使ったチヂミをご紹介します。

 

【材料】

・緑茶の茶殻 :大さじ2杯
・ネギまたはニラ :50g
・豚バラ肉 :50g
 
・塩コショウ :お好み
・生姜 :適量
・ごま油 :小さじ1杯
 
・小麦粉 :50g
・水 :70cc
・食塩 :適量
・サラダ油 :焼く用


【作り方】

@ ニラやネギといった野菜は細かくみじん切りにします。
A 豚バラ肉に☆の材料を加え、下味を付けます。
B ボウルに★の材料と下味を付けた豚バラ肉、緑茶の茶殻、ニラやネギなどを加え、しっかり混ぜ合わせます。
C フライパンにサラダ油を敷き、Bを焼きます。
D こんがりと焼き色が付いたら、フライ返しを用いて裏返します。
E 裏返した生地を上からギュッとフライ返しで押し付けて平らにします。
F 両面がこんがりとキツネ色になったら、器に盛り付け、酢醤油などをかけて完成です。

 

いかがでしたか?
もちろん、抹茶を用いた抹茶プリンやロールケーキなどもオススメですが、たまにはいつも飲用している緑茶を使用した絶品料理を食べるのも良いでしょう。
最近では、食べる専用の緑茶を販売しているお茶屋さんも多いので、是非1度利用してみてはいかがでしょうか。

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