どくだみ茶とは|どくだみ茶の効果効能
一時期ダイエットに絶大な効果を発揮すると話題になった「どくだみ茶」ですが、クセのある独特な香りと味わいを持っていたため、多くの方が飲むのを途中で辞めてしまったというほろ苦い思い出を持つ和ハーブティーです。
ですが、ここ数年カモミールやローズヒップ、ルイボスといったノンカフェインで栄養満点、しかも心と身体をリラックスさせてストレスを解消してくれる海外ハーブを用いたハーブティーが20代から40代の女性を中心に人気を博しており、歴史の影へと消えていたどくだみ茶もじわじわと注目を集めるようになり、今では花粉症改善に効果が期待されている甜茶や優れた美肌効果を持つハトムギ茶などの和ハーブティーのなかでもトップクラスに入る人気を誇っています。
そこで、今回は再びブームの兆しを見せるどくだみ茶とはどのようなお茶なのかについてご説明したいと思います。
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どくだみ茶とはどのようなお茶なのか
どくだみ茶とは、ドクダミ科ドクダミ属に属する多年草“どくだみ”を煎じて淹れられるお茶のことです。
どくだみ茶の原材料となるどくだみですが、東アジア諸国を中心に自生していた植物であり、平安時代以前に中国から日本へと伝わったとされています。
どくだみは非常に優れた生命力と繁殖力を有しており、どんなにむしり取っても根茎が一片でも残っていれば、翌年も同じ場所から芽を出し、清楚で可憐な純白の花を咲かせます。
そのため、現在ではどくだみ=雑草として扱われており、北は北海道から南は沖縄県まで広く分布し、自治体の人々を悩ませています。
どくだみは、483年から496年に記された中国の古典「名医別録」にその名が綴られており、日本でも平安時代の初めごろに記された書物「本草和名」や「和名妙」などに記述が見られます。
しかし、当時は“どくだみ”という名ではなく、“之布岐 (シブキ)”と呼ばれていたそうです。
どくだみという名で呼ばれるようになったのは、江戸時代になってからだと言われています。
1713年、漢方医の寺島良安によって書かれた薬物書「和漢三才図会」のなかで初めて“どくだみ”という名が登場します。ですが、書中には“どくだみ”は俗名であり、正式名称は“之布岐”だと解説されています。
なぜ、どくだみという俗名が付いたのかと言いますと、どくだみは独特の臭気を有しており、その悪臭が群生しているどくだみから放たれていたため、まるで毒を溜めこんでいるかのように見えたことから「毒溜み」と呼ばれるようになった説や切り傷・擦り傷・吹き出物などの治療薬として用いられていたことから毒を矯めるという言葉が転じて「毒矯み」と呼ばれるようになった説など諸説あるそうです。
また、どくだみの生薬名である“十薬”という名前の由来ですが、江戸時代初めに活躍されていた儒学者であり教育家・本草学者でもあった貝原益軒が記した書物「大和本草」内にて「和流ノ馬医用之馬ニ飼フ、十種ノ薬ノ能アリトテ十薬ト号スト云 (我が国の馬医がこれを馬に用いると、十種の効能が得られるので“十薬”と呼ぶことにした)」という記述が成されており、これがきっかけで生薬名が「十薬」と呼ばれるようになったと言われています。
そして現在、厚生労働省告示の医薬品規格書「日本薬局方」にて、どくだみの名は “十薬”という名で記載されており、その効能は10種に留まらず、300種を超えるとされており、私たちの健康を陰ながらサポートしてくれる強い味方となっています。
どくだみ茶とはどのようなお茶なのかをご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
5月下旬から6月ごろにかけて収穫シーズンを迎えるどくだみは、2ヶ月ほどで開花が終了し、秋以降は葉や茎が無くなってしまうため、開花時期に1年分のどくだみを収穫しなければなりません。
特に7月下旬の土用の丑の日前後に収穫されたどくだみには優れた薬効成分が含有されていると言われておりますので、この機会に土用の丑の日前後に収穫されたどくだみを用いた和ハーブティーを飲んでみてはいかがでしょうか。
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