どくだみ茶に期待される便秘解消効果｜どくだみ茶の効能

今まで便秘といえば女性特有の悩みだと思っていた方も多いかもしれませんが、最近では男性・乳幼児・高齢者など年齢や性別問わず、多くの人々が患う国民病となりつつあります。

便が出ないと、腹部の膨張や放屁の悪臭化、便の硬化など様々な問題が出てきます。
便秘には、機能性便秘と器質性便秘の2つに分けられており、ほとんどの便秘が機能性便秘だと言われています。

機能性便秘には、大腸の運動機能が低下して引き起こる弛緩性便秘、大腸の過剰な緊張や副交感神経の興奮などによって引き起こるけいれん性便秘、直腸に便が停滞してしまう直腸性便秘の3つに分けられます。

便秘は生活習慣や食生活の乱れ、肉体及び精神的によるストレスの蓄積、ホルモンバランスの乱れなどが原因だと言われており、病気ではないとされています。

しかし、便秘を放っておくと腸閉塞・大腸がん・腫瘍・直腸がんなどの内臓器官に関連する危険な疾患を招く要因となりますので、単なる便秘だと軽視してはいけません。

ですが、便秘の原因となるこれらの要素を全て解決するのはとても難しいことです。
そこで、今回は健康茶でもトップクラスのデトックス効果を持つ「どくだみ茶」の便秘解消に関する効能についてご説明したいと思います。

古くから日本人の健康を支えてくれているどくだみ茶は、厚生労働省告示の「日本薬局方」に「十薬」という名の生薬で記載されています。

十薬とは、江戸時代初めに活躍されていた儒学者であり本草学者でもある貝原益軒によって命名されたどくだみの別称です。どくだみが十薬と呼ばれるようになった理由は、貝原氏が馬にどくだみを食べさせたところ、10種の効果が認められたからだと言われています。

ですが、実際は10種ではなく、300種を超える疾患の予防や改善、緩和に効果があることが近年の研究によって明らかとなり、そのなかの1つに便秘改善効果が含まれています。

では、どくだみ茶による便秘への効能についてご説明します。

どくだみ茶による便秘改善に深く関わっている栄養素は、マグネシウム・カリウム・イソクエルシトリンの3つです。

マグネシウム

どくだみ茶には、ミネラルの1種である「マグネシウム」が豊富に含まれています。

マグネシウムには、腸内に水分を集める働きがあり、硬くなった便を柔らかくし、腸管内を水分で満たして便をスルリと体外へ排泄しやすくする効果があります。

カリウム

優れた利尿作用を有するミネラルの1種「カリウム」には、神経細胞を刺激する作用があります。
そのため、便の排泄に関わる腸の蠕動運動を活発にさせ、排便を促すことができます。

イソクエルシトリン

どくだみ茶に含有されているイソクエルシトリンは、フラボン系の栄養成分です。

イソクエルシトリンは体内に取り込まれると腸内へと運ばれ、ケルセチンへと変換され、血液中の悪玉コレステロールや活性酸素を除去し、血液サラサラ効果を得ることができることでも知られておりますが、なんとこの働きによって体内の老廃物や毒素を排出する機能が向上し、腸の運動が活発になるため、便秘を解消することができます。

どくだみ茶を実際に飲用された方々は、「むくみが解消された！」「飲んだ翌日にスッキリできた」「便秘が解消されてお肌の調子も良くなった」など、どくだみ茶を飲んだことで辛い便秘が解消され、しかも美肌効果やダイエット効果が得られたとインターネット上で話題となっています。

今回はどくだみ茶に期待される便秘への効果や効能についてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。便秘を改善させるサポートとしてどくだみ茶を飲用されるのは良いことですが、長期に渡って飲み続けることはオススメできません。

どくだみ茶はあくまで便秘改善のサポート飲料として飲用するようにし、生活習慣や食生活の乱れを正し、適度な運動とストレス解消、そして毎朝トイレへ行く習慣を身に付けることも忘れずに取り組むように心掛けましょう。

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