はと麦茶がもつイボへの効能|はと麦茶の効果
はと麦茶に期待されるイボへの効能
手足の指や足の裏、胸に顔、性器など身体の至るところに現れる“イボ”は、医学用語で「疣贅 (ゆうぜい)」と呼ばれており、ヒトパピローマウイルスなどのウイルス感染による「ウイルス性イボ」と紫外線や遺伝、皮膚の老化現象による「老人性イボ」の2つに分けられます。
尋常性疣贅・足底疣贅・伝染性軟属腫・尖圭コンジロームなどはウイルス性イボであり、青年性扁平疣贅・老人性疣贅などは老人性イボと呼ばれています。
青年性扁平疣贅の場合、中年以降の発症例はほとんどなく、青年期に顔や手の甲などに3mmほどの小さな平べったいイボが現れます。このイボはやや隆起しており、薄い褐色をしているため、思春期の頃に出来てしまうと、ニキビ同様、悩みのタネとなりますが、成長と共に自然治癒する可能性が高いため、放置していても問題ありません。
しかし、それ以外のイボは、他人に感染したり、悪性のがんである可能性がありますので、イボを発見したら速やかに病院へ行くことをオススメします。
さて、身体の至るところに現れるイボですが、病院へ行くと、レーザー・液体窒素・内服薬の3つの中から、症状に合わせた治療が行われるのですが、医師の技量によっては跡が残ってしまったり、悪化してしまう恐れもあります。
そのため、評判の良い皮膚科を探し出し、適切な診断をしてもらってから治療を行うのがポイントです。
ですが、レーザーや液体窒素などの除去に不安を感じる患者さんも多いかと思います。
そこで、今回は古来よりイボに対する優れた効果や効能を発揮する“はと麦茶”についてご説明したいと思います。
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はと麦茶に期待できるイボに対する効果や効能
イボは、年齢や性別問わず、誰もが悩まされる疾患のひとつです。
イボは一般的な皮膚病変ですので、様々な製薬会社から市販薬が販売されています。
特に「サリチル酸」を含むイボ治療薬は、皮膚の角質層を柔らかくさせて、イボやタコなどを除去することができるため、貼るタイプや塗るタイプの治療薬によく用いられています。
また、内服液タイプの治療薬には、はと麦に含有されている「ヨクイニン」を含むものが多数販売されており、はと麦茶もイボ治療に効果があるのではないかと言われています。
ヨクイニンがもつイボへの効果
古来よりイボ取りの妙薬として用いられてきたはと麦は、なかなか取れないイボやウオノメなどの皮膚疾患を改善させる作用があり、先人たちは、はと麦を煮出して作られるはと麦茶を患部に塗って治療していたそうです。
実は、イボの治療薬として皮膚科などで処方される「ヨクイニン」は、はと麦の殻を取り除いて乾燥させたものであり、ヨクイニンには、腫瘍抑制効果を持つはと麦特有の成分“コイクセラノイド”が含有されており、この成分の作用によって、イボの予防や治癒が行われているのです。
イボには、ウイルス性と老人性の2タイプあるのですが、はと麦に含まれるヨクイニンは、ウイルス性のイボに対して有効性が認められているため、老人性のイボには効果が薄いと言われています。
しかし、近年、ヨクイニンによる老人性のイボへの有効性が確認されており、スキンケア商品などにも用いられるようになりました。
さて、ここで「はと麦茶にもヨクイニンが含まれているのかどうか」という疑問を感じた方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
はと麦茶とは、脱穀前のはと麦の種子を焙煎して作られた茶葉を煮出したものであり、一方のヨクイニンは、はと麦の種子から殻を取り除き、乾燥させた生薬であるため、全く違うものに見えますが、実際はヨクイニンよりも薬効が低いだけで、全く同じ効果や効能が得ることができます。
イボ治療として医療分野で活躍しているヨクイニンならば、間違いなくイボをキレイに治癒することが出来ますが、副作用のリスクも高くなるため、摂取する際は、医師や薬剤師の指示に従って服用する必要があります。
はと麦茶をイボに効かせるには
はと麦茶の場合は、ヨクイニンとよりも効果が薄いため、治癒するまでに時間が掛かりますが、副作用のリスクが低くなっています。また、はと麦茶でイボ治療を行う際は、はと麦100%の茶葉を1日の摂取量を守りながら長期間飲み続ける必要があります。
また、はと麦茶とヨクイニン双方に言えることですが、全てのウイルス性イボを治癒することができるわけではありませんので、イボを発見した際は、必ず信頼できる皮膚科で見てもらい、はと麦茶が有効かどうかを確認しましょう。
今回ははと麦茶に期待されるイボへの効能についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
親切な皮膚科の先生であれば、イボのサイズ・個数・年齢などを考慮し、数十種類あるイボ治療の中から最善の方法を選び、患者さんの同意のもと、治療が行われます。
なかには、はと麦茶の飲用に関する注意点や有効性なども事細かに教えてくれますので、皮膚科を受診される際は、そういったお医者さんを探すようにしましょう。
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