はと麦茶妊娠中授乳中の飲用について|はと麦茶の効果効能
はと麦茶のカフェイン有無・妊婦さん、授乳中のお母さんは飲用しても安全なのか
“穀物の王様”と称されるはと麦を原材料とする“はと麦茶”は、ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・カリウム・鉄分・食物繊維・コイクセラノイドなどが含有されており、
・イボ取り
・肌荒れ改善
・健康サポート効果
・アトピー性皮膚炎の症状緩和
・保湿効果
・偏食予防
・疲労回復効果
・便秘解消
・老廃物排出促進効果
・肌の新陳代謝促進作用
・美肌および美白効果
・体内の腫瘍除去作用
など、健康と美容に関する様々な効果や効能を得ることができます。
年々増加傾向にある健康志向の方々にとって、はと麦茶の効果や効能は、とっても魅力的ではありますが、気になるのが副作用です。
特に妊娠中の女性の場合、はと麦茶の過剰摂取により、流産または早産となってしまう恐れがありますので注意が必要です。
ですが、妊娠中や授乳中は、栄養不足に陥りやすいため、はと麦茶を飲みたいという方も大勢いらっしゃると思います。
そこで、今回は妊婦さんや授乳中のお母さんが、安心してはと麦茶を飲む方法をご紹介します。
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はと麦茶の飲用が流産や早産に繋がる理由とは?
妊婦さんや授乳中のお母さんは、胎児や乳幼児の健康のために医師から食べて良いものと悪いものをレクチャーを受ける際、「カフェインを含む飲食物の摂取を控えるように」と言われるかと思います。
カフェインとは、覚醒作用・鎮痛効果・ダイエット効果・脳卒中などの発症リスクの低下・利尿作用・胃酸分泌促進など様々な効果や効能が得られるアルカロイドという化合物の1種です。
主にコーヒー・紅茶・ココア・チョコレート・緑茶・烏龍茶などに含有されており、過剰摂取してしまうと、貧血・胃痛・頻尿などの症状が現れ、最悪の場合、中毒症状を引き起こし、死に至ることもあります。
妊娠中の女性の場合、1日に300mg以上カフェインを摂取してしまうと、流産リスクが2倍となり、死産のリスクも大幅に上昇します。これは、カフェインが胎盤への血流量を減少させることが原因だと考えられておりますが、胎児とカフェインの関連性については現在も研究中のため、詳しい原因は明らかにされておりません。
カフェインの副作用は、流産や死産だけではありません。
肝臓の働きが未熟な胎児に胎盤を通ってカフェインが移行されてしまうと、発育に影響が現れると言われています。
また、授乳中のお母さんがカフェインを摂取してしまうと、母乳にカフェインの成分が含まれてしまいます。
カフェインを含む母乳を摂取してしまった乳幼児は、イライラして落ち着きが無くなったり、不眠症になってしまうことがあり、最悪の場合、乳幼児突然死症候群を発症する可能性もあります。
このことから、「はと麦茶の流産・早産は、カフェインによるものではないのか」と思われがちですが、はと麦茶は、はと麦という果実から作られておりますので、一切カフェインを含んでおりません。
では、なぜはと麦茶を飲むと流産や早産に繋がるのでしょうか。
はと麦茶が早産・流産に関係があると言われる所以
はと麦茶には「コイクセノライド (別称:コイコラクミン)」という成分が含有されています。
コイクセラノイドは、はと麦の果肉「ヨクイニン」の主成分であり、腫瘍組織に働きかける抗腫瘍作用を有しています。
コイクセラノイドには、イボ取りやニキビ改善といった美容効果や抗がん作用があり、体内の不要なものを体外へと排出する働きがあり、なんと胎児もその対象に含まれているのです。
さらに、妊娠を継続させるために必要なホルモンの分泌を抑えてしまう作用も含まれておりますので、妊婦さんや授乳中のお母さんがはと麦茶を飲用する際は注意が必要になります。
ですが、産婦人科医の先生によると「はと麦茶を飲用しただけで、流産や早産に繋がるようなことはありませんし、そのような報告例も存在しません」とのことです。
妊婦さんや授乳中のお母さんがはと麦茶を飲むことのメリット
産婦人科医の先生によると、はと麦茶の飲用による流産や早産に関する報告例は存在しないと言われておりますが、1度不安に感じてしまうと、なかなか飲む気にはなれませんよね。
ですが、妊婦さんや授乳中のお母さんがはと麦茶を飲むことで得られるメリットが2つございますので、ご紹介します。
@肌荒れ解消
はと麦茶に含まれるヨクイニンエキスには、新陳代謝を活発にさせる作用がありますので、妊娠中の肌トラブルやイボ、シミやそばかすといった美容に関する悩みをスッキリ解消することができます。
お医者さんによっては、妊娠中や授乳中でもヨクイニンを処方することがあるそうです。
ちなみに、はと麦茶はヨクイニンに比べると、副作用の発症リスクは低いですが、得られる効果や効能も低くなりますので、お医者さんと相談されてみてはいかがでしょうか。
A栄養摂取
イネ科に属する植物の中でもトップクラスの栄養価を誇るはと麦には、ビタミンB群・アミノ酸・カリウム・鉄分・カルシウムなどの栄養成分が豊富に含まれており、妊娠中に必要な3大栄養素のうち、葉酸・鉄分・カルシウムをはと麦茶で補うことができます。
ただし、はと麦茶には、身体を冷やす作用や栄養過多による肝機能低下を招く恐れがございますので、妊婦さんや授乳中のお母さんは、1日500ml以上飲まないように気を付けましょう。
今回は、はと麦茶にはカフェインが含まれているのか、妊婦さんや授乳中のお母さんは飲用しても安全なのかについてご説明させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
妊娠中・授乳中の女性がはと麦茶を飲む場合は、必ず国内産はと麦100%の茶葉を用いて淹れたお茶を飲むようにしましょう。
ブレンド茶ですと、カフェインが含有されている恐れもありますし、妊娠中や授乳中に摂取してはいけない茶葉が含まれている可能性が高いからです。
はと麦茶を購入される際は、必ずラベルを確認してから購入するようにしましょう。
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