はと麦茶がもつニキビへの効能｜はと麦茶の効果

いままで「ニキビ＝10代」というイメージがありましたが、最近は20代以降の男女を中心に、生え際・Tゾーン・頬・フェイスライン・おしり・胸など身体のあちらこちらにポツポツとニキビが出来てしまうという方も大勢いらっしゃいます。

20歳を超えて現れる大人ニキビは、10代の頃に出来る思春期と違い、治りにくいという特徴があります。

しかも、大人ニキビは1度出来てしまうと繰り返し同じ部分に現れる可能性が高いため、ニキビが出来てしまった原因を早急に改善し、適切な処置を行う必要があります。

例えば、皮脂腺の発達しているTゾーンに出来てしまったニキビは、ホルモンバランスの乱れ、もしくは、前髪が触れることで雑菌が付着したことが原因である可能性が考えられます。

反対に、顔の中で最も乾燥しやすい頬にニキビが出来てしまった場合は、男性ならば男性ホルモンの影響、女性ならば、冷え・乾燥・ホルモンバランスの乱れによる皮脂の過剰分泌などが考えられます。また、顔に触れるタオルや枕などの寝具が不衛生な場合も頬にニキビが出来る原因となります。

ニキビは出来る場所によって、原因が大きく異なりますが、大抵のニキビは、清潔な環境・正しい生活習慣・栄養バランスの整った食事・ストレス解消・適度な運動・質の良い睡眠など普段の過ごし方を改善することで徐々に改善されてゆくと言われています。

しかし、日本は世界でも有数のストレス国家であり、残業や休日出勤は当たり前の世の中ですので、不摂生な生活習慣を正すのは難しいことです。
そこで、今回は優れた美容効果を持つ“はと麦茶”で身体の内側からニキビを解消する方法をご紹介します。

“麦茶は健康、はと麦茶は美容”と言われるとおり、古くからイボや肌荒れなど肌に関するトラブルの改善に用いられてきました。

最近では、加齢やストレスなどによって乱れたターンオーバーを正常な状態へと戻し、肌のざらつきや保湿機能の低下による乾燥、毛穴詰まりによるニキビや吹き出物を防ぎ、若々しく美しい素肌を維持する効能を有していることが明らかにされ、美容茶として20代以降の女性たちのあいだで愛飲されています。

なぜ、はと麦茶を飲用すると若々しく美しい肌を維持することができるのか気になりますよね。

はと麦には、脂質・糖質・たんぱく質・ビタミンB群・カリウム・鉄分・カルシウム・コイクセレノイド・食物繊維・アミノ酸などがバランス良く含有されており、イネ科の植物ではトップクラスの栄養価を誇っており、美肌を維持するために必要な4つの効能、新陳代謝の活性化・美白効果・保湿作用・便秘解消を全て得ることができます。

では、4つの美肌効果に関するはと麦茶の効能をご説明します。

新陳代謝の活性化

はと麦には、漢方に使用されている“ヨクイニン”という成分が含有されており、体内に蓄積されている余分な水分や老廃物などを体外へ排出させて新陳代謝を活性化し、肌の角質化を予防し、古い肌を新しく再生させる効能があります。

新陳代謝が活発になると、体内に蓄積された水分や老廃物の排出と同時に、排膿・解毒・皮膚の浄化作用も得られますので、ニキビの膿を排出や肌の炎症、毛穴の浄化といった美肌効果が得られます。

ヨクイニンには、ニキビ・吹き出物・肌荒れなどの肌トラブルをはじめ、イボやアトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の改善に効果が認められておりますので、漢方を専門とする皮膚科ではニキビ治療としてヨクイニンを処方することもあります。

美白効果

体内代謝が活発になることで、肌に良い影響が現れます。
特に老化の原因であるシミ・そばかす・シワなどの改善や美白効果は、新陳代謝を活性化したことで得られる効果や効能になります。

保湿作用

優れた利尿作用を有しているため、保湿効果が得られないのではないかと思われがちですが、ターンオーバーが正常に行われることで、角質層が軟らかくなり、保湿機能が向上し、保水しやすくなります。

古くから「イボ取り」として用いられているはと麦の代謝力は、様々な肌トラブルを改善し、若々しく美しい素肌維持には欠かせないと言えるでしょう。

便秘解消

はと麦に含有されているグルタミン酸やロイシン、チロシン、バリンなどのアミノ酸には、リンパ液や血液循環をスムーズにさせる働きがあり、体内の老廃物を排出することで血液循環が改善され、高いデトックス効果が期待できます。

漢方医学では、リンパ液などの流れが改善されることで体内に蓄積された水分などが排出されるという解釈がなされており、腎臓に蓄積した老廃物の排泄サポートや筋肉の収縮をスムーズにさせる働きを持つカリウムの含有量の少ないはと麦でも、むくみ解消効果を得ることができます。

また、食物繊維が豊富に含まれていると言われておりますが、はと麦100gあたりに含まれる食物繊維は0.6gほどであり、麦茶の原材料である大麦と比べると劣っています。

ですが、こちらも血流やリンパ液の流れが良くなることで老廃物や毒素の排泄が促され、腎機能の向上が期待できることから便秘解消に効果があると考えられています。

他にも、はと麦に含有されているビタミンB群のひとつ“ビタミンB2”には、皮脂の分泌を調節する作用が砂割っておりますので、大人ニキビだけではなく、思春期ニキビの改善にも効果が期待されています。

はと麦茶でニキビを治す場合、はと麦100％の茶葉を使ってお茶を淹れる必要があります。

市販されているはと麦茶の多くが、飲みやすさと価格を抑えるために大麦など安価な茶葉を配合したブレンド茶となっており、はと麦の効能が得られにくくなっています。

また、はと麦茶を購入する際は、出来る限り海外産のものは避けるようにし、国内産のはと麦を100％使用した安全かつ安心なものを購入するようにしましょう。

はと麦100％のはと麦茶でニキビを治すには、1日に400ml〜500mlを目安に飲用するのがポイントです。

はと麦茶は副作用がほとんどないと言われておりますが、個人の体質やそのときの体調などによって副作用が現れる場合がございます。

また、妊娠中や授乳中の女性・持病をお持ちの方・小麦アレルギーをお持ちの方は、はと麦茶を飲用される前に信頼できる医師に相談してから摂取するようにしましょう。

水毒改善・便秘解消・健脾作用・潰瘍解消など様々な効果や効能を有するはと麦茶は、よく高血圧及び動脈硬化の予防・整腸作用・デトックス効果・抗糖化作用などの効能を持つどくだみ茶とどちらがニキビの改善に効果を発揮するのかで討論が行われています。

はと麦茶は、麦茶同様、芳ばしい香りとすっきりとした喉越しが特徴の飲みやすい健康茶なのですが、副作用の不安からどくだみ茶を選択される方も多いようです。

しかし、独特の風味を持つどくだみ茶は、好き嫌いがはっきり分かれるため、初めて飲用される場合は、工夫が必要となります。

はと麦茶とどくだみ茶、どちらがニキビ改善に効果的なのかは、個人の体質やそのときの体調などによって異なりますが、ニキビ改善のほかに、どのような効果や効能を得たいのかによって選択されるのが良いでしょう。

最近では、はと麦100％のはと麦茶とドクダミ100％のどくだみ茶をブレンドし、煮出して飲まれる方も多いので、この機会に、はと麦茶とどくだみ茶のブレンドを味わってみてはいかがでしょうか。

今回は、はと麦茶に期待されるニキビへの効能についてご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。

肌の健康に良いお茶を探しているという方は、国内産はと麦100％のはと麦茶を飲用されるのがオススメです。

はと麦茶でニキビを改善する際は、最低でも2ヶ月間は毎日飲用する必要があります。

“継続は力なり”ですので、はと麦茶を飲みながら、少しずつ生活習慣や食生活を改善してゆき、ニキビや吹き出物知らずの美しい肌を手に入れましょう。

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