プーアル茶のカフェインの有無と妊娠授乳中の安全性｜プーアル茶

緑茶や烏龍茶、紅茶と同じ茶葉から作られているプーアル茶には、他のお茶と同じくカフェインが含有されています。

カフェインには、中枢神経を興奮させる覚醒作用や腎臓の血管を拡張させる利尿効果をはじめ、筋肉疲労や基礎代謝の向上、消化促進効果を得ることができます。
しかし、妊娠中の妊婦さんや出産直後の授乳中の女性など一部の方々はカフェインの摂取を控える必要があります。

そこで、今回はプーアル茶に含まれているカフェイン量及び、妊娠中の妊婦さんや出産直後の授乳中の女性が飲用しても安全なのかどうかをご紹介します。

カフェインは、緑茶や紅茶、烏龍茶の他に、ココアやコーヒー、コーラなど様々な飲食物に含有されており、タンパク質やビタミン類、ミネラル類と同じくとても身近な成分の1つです。

そんなカフェインですが、過剰に摂取してしまうと健康を害する危険性があり、酷い場合は禁断症状や中毒症状を引き起こす可能性があります。
カフェインの摂取量には個人差がありますが、成人1回あたり200mgから300mgが上限となっており、1度に300mgを一気に摂取してしまった場合は次に摂取するまでに最大で4時間あける必要があります。

カフェインが豊富に含まれている飲料水といえば、玉露やコーヒー、ココアが挙げられますが、プーアル茶にはどのくらいのカフェインが含有されているのでしょうか。

最もカフェイン量の多い玉露は150mlあたりおよそ180mgのカフェインが含有されています。これはドリップ式コーヒーよりも80mgも高い数値となっています。

プーアル茶のカフェイン量ですが、プーアル茶には生茶と熟茶の2タイプあるため、それぞれの製法によって含有されているカフェイン量が大きく異なります。

プーアル茶の中で最もカフェイン含有量が高いと言われているのが若芽を使った生茶です。
お茶のカフェインは若芽部分に豊富に含まれているため、若い生茶は緑茶と同じく150mlあたりおよそ30mg含有されていると言います。

では、茶葉が長期間熟成された場合のカフェイン含有量はどのくらいになるのでしょうか。

長期熟成の生茶及び熟茶の場合、カフェインやカテキン類は脂肪を分解する成分へと徐々に変化して行くため、ノンカフェインとはいきませんが、カフェイン量がかなり減少します。

特に成長した茶葉で作られた熟茶は長期熟成された生茶に比べてカフェイン量が少なく、なかにはノンカフェインを謳っている茶葉も販売されています。

プーアル茶に含有されているカフェインと上手に付き合って行くためには？

プーアル茶を妊娠中の妊婦さんや出産後の授乳中の女性が飲用される場合、どうしたら良いのでしょうか。

プーアル茶はダイエットティーとしても人気がありますが、生活習慣病や老化予防、辛い便秘の改善や風邪予防などに効果があります。そのため、妊娠中や授乳中でも飲用したいと思う女性もいらっしゃるでしょう。

しかし、気になるのがカフェイン含有量です。
WHOでは妊娠中及び授乳中の女性のカフェイン摂取量を100mgまでならば胎児・乳児に悪影響が出ないと発表しています。
ですので、妊娠中や授乳中の女性がプーアル茶を飲用される場合は、1日に1杯から3杯までならば問題なく摂取することが可能となっています。
ただし、プーアル茶を飲みながらコーヒーや紅茶などのカフェインを含む飲食物を摂取する可能性がある場合はプーアル茶の飲用を控えるようにしましょう。

ですが、カフェインの摂取量はあくまで目安ですので、人によっては100mgでも危険が生じる可能性もありますので、妊娠中及び授乳中の女性は、信頼できる医師に飲用しても問題ないかどうかを確認してから飲用するようにした方が良いでしょう。

スポンサーリンク