ミントティーの伝説｜ミントティーの効果効能

ミントに関するエピソードのご紹介

ミントティーに使用されるミントには、様々な逸話や伝説があるのをご存知ですか？
今回はミントティーの効果や効能に関するお話をちょっぴり休憩し、ミントに関する逸話や伝説を幾つかご紹介したいと思います。

スッキリとした爽快感のある香りと味わいを持つミントの花言葉をご存知ですか？
ミントの花言葉は「美徳」と言い、褒めるべき立派な徳・美しい徳という意味があります。
また、ミントはフランス語で「Menthe」と記し、スペイン語やイタリア語では「Menta」と記します。

ミントという名は有名なギリシア神話から命名されたと言われています。
そのギリシア神話とはどういった物語なのでしょうか。

昔、「メンター」という名の美しい妖精がいました。
あるときメンターは冥界の神である「ハデス」と出会い、メンターを一目見たプルトンはその美しさに魅了され恋心を抱きます。

しかし、ハデスにはペルセポネという名の妻がおり、ハデスがメンターに恋心を抱いたことを知ったペルセポネは、夫であるハデスの愛が他人へ注がれるのを許すことが出来ず、メンターを鮮やかなグリーンの色彩を持つ草の姿へと変化させてしまいます。
草になったメンターをペルセポネは踏みつけ、散々荒らした挙句、帰ってゆきました。

かつての美貌を失ったメンターでしたが、踏みつけられたメンターからはスーッとした爽やかな香りが漂う可憐な草となり、多くの人々の心と身体を癒す存在となったのです。
そして、爽やかな香気を漂わせる草の姿へと変化させられた妖精「Menta(メンター)」の名から爽快感の香りを持つ植物に「ミント」という名を付けたそうです。

古くから使用されていたミントの活用法とは？

ミントが人間の生活に使用されてきた歴史は古く、紀元前3733年に完成したギゼーの大ピラミッドの建設の際に労働者の食事内にミントが含まれていたことを以前ご紹介しましたが、なんとミントの葉をミイラの下へ敷き、腐敗防止剤として活用していたことも明らかにされています。

また、古代ギリシアでは南ヨーロッパ原産のシソ科の植物であるタイムは品格を表しており、タイムを胸に入れ、力強さを象徴するミントは右腕に付けていたと言います。

ミントティーに使用されるミントにまつわる逸話や伝説をご紹介させて頂きましたがいかがでしたでしょうか。
ミントは日本では「薄荷」と記しますが、これは北海道で薄荷の栽培が盛んに行われていた際、刈り取ったミントの葉を蒸留し、ハッカ油にすることでコンパクトに加工してから輸出していました。

しかし、ミントの葉から精製することが出来るハッカ油は1％から1.5％ほどになってしまい、非常に高価なものとなり、少しの量で大きな収益が得られることから「緑のダイヤ」や「金のなる草」と呼ばれていました。そのため、薄荷とは、薄くて軽いコンパクトな荷物の「薄」と「荷」を取って命名されたのです。

今回はミントティーから離れ、ミントの知られざるエピソードをご紹介させて頂きました。
ミントにはこういった隠れた逸話や伝説があるということを是非頭の片隅に記憶して頂けますと幸いです。

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