ミントティーは授乳中妊娠中でも安全か｜ミントティーの効果効能

妊娠中や授乳中の女性は食べたり飲んだりしてはいけない食品が多く存在します。
中でもセージやタイム、マテにアロエなど薬効の高いハーブを使用したハーブティーの飲用には注意が必要です。

そこで、健胃及び駆風作用を持っており、尚且つストレス解消やうつ病予防に優れた効能を発揮するリラクゼーション効果を持つミントティーは妊娠中及び授乳中の女性が飲用しても安全か否かをご紹介したいと思います。

妊娠中及び授乳中の女性にオススメしたいハーブティーとして、鉄分や葉酸の吸収を促進させる作用を持つローズヒップティーや膀胱や腎臓の病を予防するとうもろこしの髭茶、母乳の分泌を促し、むくみを解消するタンポポコーヒー、豊富なミネラルとビタミンを含有しているルイボスティーなど挙げるとキリがありません。

では、ミントポリフェノールやルテオリン、アズレンなどを含有しているミントティーは妊娠中及び授乳中の女性は飲用しても安全なのでしょうか。

ミントティーはペパーミントやスペアミントなど地球上に存在する数百種類のミントで飲用や食用が可能な品種を使用したハーブティーの総称です。
今回はミントティーの中でも優れた効果や効能を持つペパーミントを基にご説明します。

ミントティーはカモミールやジンジャー、ハイビスカスティー同様、妊娠中及び授乳中の女性への飲用は注意が必要だと言われています。

妊娠2か月から4か月頃になると悪心や吐き気、食欲減退などの症状が現れます。これらの症状を「悪阻(つわり)」と言い、病気では無いため、放置することが多いです。しかし、悪阻が酷い場合は日常生活に支障をきたす場合があるので、少しでも和らげたいと願う妊婦さんも多くいらっしゃいます。
そんなとき、オススメなのがミントティーです。

ミントティーに含有されているメントールには悪阻の諸症状を緩和させる作用があり、胃や腸の消化器官を正常に機能できるように整え、食欲を促進させることが可能です。また、ミントティーの香りにはリラックス効果があるので、妊娠中の不安定な精神を安定させることが出来ます。

妊娠中の女性がペパーミントの精油をアロマテラピーで使用することは禁忌とされていますが、ミントティーとして飲用する分には害がございません。
ですが、いくら害が無いからと言って大量に飲用してしまうと危険ですので、2gのペパーミントの葉で淹れたミントティーを1日2杯までを目安に飲用するようにしましょう。

授乳中の女性はミントティーを飲まないように！

ミントティーが妊娠中の悪阻を改善する効能があることは判明しましたが、授乳中の女性は飲用しても安全なのでしょうか。

実は、授乳中の女性がミントティーを飲用する場合は注意が必要です。そのため、一般的には授乳中の女性がミントティーを飲むことを禁忌としています。

その理由は、ミントティーやセイジなどのハーブには母乳の分泌を抑制させる効果があるため、母乳で乳児を育てたいとお考えの女性にとって、非常に相性の悪いお茶となります。
しかし、ペパーミントで淹れたハーブティーをガーゼなどの柔らかい布に吸収させ、乳房に湿布すると、乳房の張りや熱を防ぐことが出来るとも言われています。

母乳分泌過多症で悩んでいる女性にとってミントティーは、とても相性が良いハーブティーですので、専門の医師にミントティーを飲用しても良いか否かを相談すると良いでしょう。

妊娠中及び授乳中の女性がミントティーを飲用する際は、かかりつけの医師に相談し、1日にどのくらい摂取して良いのかを確認してから飲用するように心掛け、健やかで楽しい妊娠及び育児ライフを送りましょう。

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