ミントティーとは�A｜ミントティーの効果効能

ミントティーに使用するミントの葉はペパーミントやスペアミント、アップルミントなどが代表的ですが、他にも和製薄荷やオレンジミント、パイナップルミントにクールミントなど様々なミントが存在します。

ミントは現在品種登録されていないものも合わせれば、およそ数百種を超える品種が地球上に存在しており、さらにそれぞれ香りや味わいが若干異なるため、たいへん面白いハーブだと言われています。

そんな多数の品種が存在するミントですが、中でもミントティーとして最適な品種が3つございます。それは、「ペパーミント」「スペアミント」「アップルミント」です。
このままストレートで飲用することも出来ますし、レモングラスやカモミールなどと組み合わせてブレンドハーブティーとして嗜むことも可能です。

今回は様々なバリエーションで淹れることが出来るミントティーの知られざる豆知識をご紹介したいと思います。

ドライミントとフレッシュミントの違いとは？

摘み立てのフレッシュなミントティーと乾燥させて旨味が凝縮されたドライミントティーでは、栄養価が高い方はどちらだと思いますか？

実はミントティーとしてミントの優れた効果や効能を得たい場合はドライミントを使用したミントティーがオススメです。

摘み取ったばかりの生ミントには水分がおよそ80％含有されているのに対し、乾燥させたミントには水分が20％ほどしか含まれておりません。
そのため、同じ量のミントの葉を使用した場合、水分量の少ないドライミントの方がフレッシュミントよりも有効成分を多く含んでおり、尚且つ、ミントティーを淹れる際は必ず熱湯を使用するため、ドライミントで抽出した方がより優れた効果や効能を得ることが出来ます。
もし、生のミントで乾燥させたミントと同等の有効成分を得たい場合はドライミントの4倍の量を使用したミントティーを淹れる必要があります。

しかし、ハーブティーとしてミントを使用せず、オイルとして使用する場合はドライミントよりもフレッシュミントの方が絶大な効果や効能が得られます。
芳香性に優れたミントなどの香草は新鮮なものほど香気が強く、精油成分もたっぷり含有されているのです。ですが、ハーブという植物は摘み取られた瞬間から香気成分が徐々に失われます。そのため、ハーブの専門知識がある方は様々なドライハーブを作り、そのハーブが持つ有効成分を長期に渡り安定して使用出来るように対策を取っています。

もちろん、鮮度や乾燥だけの違いだけではありません。品種による遺伝的な違いや生育環境、収穫時期や方法などによってハーブの効果や効能は左右されますので、合わせて覚えておくと良いでしょう。

ミントティーはフレーバード・ティーそれともセンティッド・ティー？

現在若い女性を中心に流行している「Flavored Tea(フレーバード・ティー)」や「Scented Tea(センティッド・ティー)」ですが、ミントティーはどちらに含まれるかご存知ですか？

フレーバード・ティーとは、使用する茶葉に香気成分を噴霧し、着香させたお茶のことです。フレーバード・ティーの魅力はその芳香性のため、茶葉の香りや味わいが強過ぎると台無しになります。そのため、フレーバード・ティーを製造する際は、穏やかで優しい縁の下の力持ちタイプの茶葉が最適です。主にアップルティーやアールグレイなどがこの種類に属しています。

センティッド・ティーとは、草花や果実、香辛料などをブレンドし、その香りを茶葉自身に吸収させた茶葉のことです。
センティッド・ティーの主な原材料は緑茶です。中国六大茶の1つであるジャスミン茶やローズティー、そしてミントティーもこの部類に属します。

ミントティーが属するセンティッド・ティーは古くから中国などの国々で行われている伝統的な製法で作られるお茶です。
緑茶にスーッとした爽快感のあるミントの香りを着香させ、飲用します。この製法で作られるミントティーを古くから愛飲している国があります。それは「モロッコ」です。
モロッコでは、フレッシュミントの葉とたっぷりの砂糖を加えた伝統的なお茶であり、現地の方々の間では今でも愛飲されています。
日本などの国では、センティッド・ティーのミントティーよりもフレーバード・ティーのミントティーが出回っており、近年では粉々に粉砕したドライミントの葉を配合したミントティーが販売されており、定評があります。

今回はミントティーの知られざる豆知識をご紹介させて頂きましたが、いかがでしたでしょうか。
ミントティーと一口に言っても製造方法などによって効果や効能が変化し、さらに国によって緑茶を用いて淹れるなど様々です。
ミントティーは知れば知るほど奥の深いハーブティーだということをミントティーに興味を抱いてくださった皆様に伝わっていれば幸いです。

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