麦茶は授乳中、妊娠中の妊婦が飲んでも安全なのか
麦茶は妊娠中や授乳中の女性が飲用しても安全?
麦茶に含まれるカフェインの有無について
日本の夏は高温多湿のため、まるでサウナに入っているような蒸し暑いのが特徴です。そのため、汗もじっとりとかきやすく、体内の水分が徐々に失われてしまい、脱水症状に陥りやすくなります。日本では古くから夏の風物詩として麦茶が愛飲されてきました。
麦茶はこんがりと香ばしい香りにはストレスを解消させるリラックス効果あり、さらには、そのさっぱりとした後の残らない喉越しの良さで日本の夏には欠かせない飲料となっています。今では老若男女問わず数多くの麦茶ファンの方が全国各地にいらっしゃるほどです。
しかし、麦茶も緑茶や紅茶などと同じお茶飲料の1つです。そのため、カフェインやタンニン、カテキンなど胎児や乳児に悪影響を及ぼす危険性のある成分が含まれているか不安に感じている方もいらっしゃると思います。妊娠中や授乳中は特に食事や飲み物などに関して厳しい制限が設けられており、何かとストレスが溜まりやすいものです。
そこで、麦茶は妊娠中や授乳中の女性が飲用しても安全なのかどうかを徹底解説させて頂きたいと思います。
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麦茶にはカフェインが含まれているの?
緑茶や紅茶、そして烏龍茶などは全て同じ茶葉から作られており、いわば製法違いの兄弟となります。そのため、カテキンやタンニンなどの含有量に若干の変化は見られますが、カフェインの含有量においては全て100mlあたり20mgとなっています。しかし、麦茶は大麦から製造されているため渋み成分であるタンニンや苦み成分のカフェインが一切含有されておりません。さらに麦茶には妊娠中や授乳中の女性にとって嬉しいミネラル類も含まれているので積極的に飲用して頂きたいお茶と言えます。
しかし、麦茶に含有されているミネラル類やビタミン類は麦茶100mlあたり、ナトリウム:1mg、カリウム:6mg、カルシウム:2mg、リン:1mg、亜鉛0.1mgとなっており、ビタミン類ではビオチンが0.1μgとなります。しかし、成人女性が1日に摂取しなければならない量よりもかなり低いため、麦茶の飲用だけで補えるとは到底言えません。
妊娠中や授乳中の女性はバランスの良い食事と麦茶をセットで飲用するように心掛けると良いでしょう。
麦茶の落とし穴
カフェインやタンニンが含有されていない麦茶ですが、中にはカフェインが含有されているものも販売されているので、注意が必要です。
夏によく用いられる水出し可能な種類の麦茶には水に麦茶の鮮やかな色彩が付きやすいようにカフェインが含有されている場合がございます。ですので、妊娠中や授乳中の女性が麦茶を購入する場合はパッケージに表示されている原材料が記された部分をしっかり確認する必要があります。原材料が表示されている部分に「大麦」もしくは「ハトムギ」と記載されていれば、カフェインが一切含まれておりませんので安心して飲用することが可能です。
特にお勧めしたい麦茶がアサヒ飲料の「六条麦茶」です。1988年から現在に至るまで変わらぬ製法と原材料で多くの麦茶ファンを魅了してきました。その理由は大麦100%使用の保存料・香料無添加という天然素材100%の麦茶だからです。
是非、妊娠中や授乳中の方でどの麦茶を購入したら良いか悩まれている方は、是非こちらの麦茶を購入することを推奨します。
麦茶が妊娠中や授乳中の女性から人気の所以
蒲公英コーヒーやルイボスティーなど妊娠中や授乳中の女性が安心して飲用することが出来るノンカフェイン飲料の中で最も人気が高いドリンクが麦茶です。
麦のこんがりと薫る香ばしい香りと清々しい喉越しで暑気でだるくなる身体に活力を与えてくれますし、ルイボスティーや蒲公英コーヒーとは違い、スーパーやデパートなどで手軽に購入出来るため、いつでも好きなときに飲むことが出来るのがメリットでもあります。また、古くから日本人に飲用されていたため、ルイボスティーなどと比べ飲みやすいという部分も評価されています。
しかし、麦茶には身体を冷やす効果があるため、妊娠中や授乳中の女性が大量に摂取してしまうと健康を害する危険性があります。特に授乳中の女性は血液から母乳が作られているため、身体を冷やしてしまうと正常に母乳が出なくなってしまいます。
妊娠中や授乳中の女性は麦茶を温めて飲用すると心と身体に良いと言われていますので、極力麦茶を温めて飲むように心掛けましょう。
麦茶にはカフェインやタンニンなどといった胎児や乳児、そして母体に悪影響を与える成分が一切含有されておらず、安心して飲用することが出来ることが判明しました。しかし、いくら妊娠中や授乳中の女性が飲用しても安心とはいえ、過度な摂取は健康を害する危険性がありますので、適量を守って飲むようにしましょう。
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