麦茶作り置きの保存方法と賞味期限|麦茶の効果効能
夏になると麦茶を作るご家庭を増えるかと思います。ですが、麦茶は誰でも手軽に作ることが出来る代わりに消費期限が短い飲料だということをご存知ですか?
今回は麦茶の保存に関するポイント及び注意点をご紹介したいと思います。
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家庭で作る麦茶の保存に関するポイントや注意点
麦茶の保存に関するポイント
麦茶には水出しと煮出しの2つの方法で淹れることが出来ます。
誰でも気軽に淹れることが出来る水出しは特に人気が高く、どのご家庭でも行われている麦茶の淹れ方ではないでしょうか。しかし、水出し麦茶は加熱による殺菌が行われないため、作り置きする場合は不向きです。
もし、麦茶を作り置きしたいとお考えの方は煮出しで麦茶を作ると菌の繁殖を抑制させることが出来ますので、やや面倒に感じるかと思いますが、煮出して麦茶を淹れるようにしましょう。
麦茶は緑茶や紅茶、烏龍茶などと違い、カテキンが含有されていません。実はカテキンには防腐効果が備わっているため、飲料を腐りにくい性質があります。しかし、大麦を原料とする麦茶にはカテキンが含まれておりません。さらに、大麦などの麦に含有されているデンプン質が外へ溶けだし、麦茶の濁りや腐りの要因となります。
他にも麦茶を作る際に用いられる専用ポットの洗浄がしっかり行われていなかったり、長時間常温で放置してしまったり、冷蔵庫の開閉を頻繁に行うなど麦茶にダメージを与えてしまうと消費期限がさらに短くなってしまいます。
麦茶の保存に関する注意点
麦茶の消費期限は最大で4日間です。出来れば2日から3日以内に飲み切ってしまった方が安全です。
麦茶は5日を過ぎると香りや風味が落ち始め、6日目には渋みを感じるようになります。8日目を過ぎると飲用するのが苦痛となるほど香りや風味に劣化が生じます。
特に水出し麦茶は煮出し麦茶と比べ、劣化が早く、6日目には安全に飲用することが出来る基準値を大幅に超えてしまい、飲用することが出来なくなってしまいました。また長時間常温で放置してしまった煮出し麦茶は8日目頃から飲用するのが辛くなるほどの味の劣化が見られました。最も長期間保存することが出来た麦茶は煮出した麦茶を急速に冷却し、冷蔵庫などで保管したものでした。
麦茶を長期間保存する際の注意点は6つあります。
一,麦茶を保存する際は必ず冷蔵庫で保存すること。
二,麦茶のティーバッグを保管する際は、プラスチック製の容器ではなく、ガラス製の容器で保管すること。
三,水出しで麦茶を淹れた場合は4日以内には飲み切ってしまうこと。
四,麦茶を保存する容器は事前に煮沸しておき、菌の繁殖を抑制させておくこと。
五,麦茶の入っている容器をラッパ飲みしないこと。
六,水出しで麦茶を作った場合、麦茶のティーバッグをポットの中に入れっぱなしにしないこと。
これらの6か条を守ることで、麦茶を通常よりも長持ちさせることが出来ます。ですが、やはり4日以内には飲み切れるよう、麦茶を淹れる量を計算し、常に新鮮で美味しい麦茶が飲めるように心掛けましょう。
腐りにくい麦茶の作り方とは?
では、長期の保存に優れた腐りにくい麦茶の作り方とはあるのでしょうか?
実はあるのです!今回腐りにくい麦茶の作り方をこの機会にご紹介したいと思います。
@煮出し麦茶を正しい手順で作ります。
A煮出した麦茶を放置したりせず、そのまま氷水が入ったボウルに漬け込み、急速に冷やします。
B事前に煮沸消毒を行っておいたガラス製の専用ポットへ麦茶を注ぎます。
C冷蔵庫へ入れて保存します。
麦茶を煮出しで作るとティーバッグや水を殺菌することが出来ますが、菌の繁殖を抑制させる塩素も失ってしまいます。そのため、常温でじっくり粗熱を取ってしまうと菌の繁殖を抑制する成分が無い無防備な麦茶に菌が繁殖を始めます。ですので、急速に冷却し、菌の繁殖を抑え、菌が付着しにくいガラス製の専用ポットへ麦茶を注ぎましょう。これでしばらくは安全です。
夏は麦茶が美味しく感じる季節です。しかし、麦茶を淹れたポットに付着した汚れを放っておくと白い斑点状の模様が現れます。これは塩素の汚れもしくはカビのどちらかです。
麦茶を美味しく飲用するためには麦茶を煮出しで作る他にもポットを常に綺麗に保つ必要があります。
プラスチック製の専用ポットを使用している場合はガラス製の専用ポットに変えると良いでしょう。そして、50度ほどのお湯にハイターを入れ、半日から1日ほど漬け込み、スポンジで優しくこするように洗うのもオススメです。ですが、塩素系洗剤は独特な臭いがあるので気になる方もいらっしゃいます。そこで、お掃除の味方「重曹」を用いて専用ポットを洗浄するとカビやカルキの汚れを落とすことが出来ますので、合わせてご紹介させて頂きます。また、
今年の夏は、美味しい麦茶で健やかな夏を過ごせるように、まずは麦茶の専用ポットから改善してみませんか?
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